筆 者「副業ライターでもプロ認定された方法を紹介します」
ライティングのスピードアップをしたいと感じていませんか?
ライターの報酬は出来高制なので、スピードアップは永遠の課題です。
しかし、効率化は体系化されておらず、個人個人での工夫にとどまっているのが実情。
そこで今回、ライティングを「1つの記事完成→支払いまでの全行程」と捉え、以下の5つに分けて効率化を整理します。
- リサーチ
- 構成案作成
- テキスト入力
- 記事の修正
- 時間の使い方(ライティングの取り組み方)
今回はリサーチ効率化を解説するので、時給や記事質アップのために、ぜひじっくりご覧ください。
目次
リサーチスピードアップの基本│ライディングに必要な情報を明確に
ライティングのスピードアップのために、リサーチの基本の見直しが重要です。
というのも、リサーチは本来難しいもので、筆者本業のコンサル業界でも「室井が、Googleの海で溺死してる…」なんて言葉も聞くほどです。
情報の出典元など気にすることは多いですが、まずはリサーチのキホンのキをおさえることを目指しましょう。
キホンのキとは、ライティングするにあたり、何を調べるのか明確にすること、です。詳しく解説していきましょう。
ライターのリサーチの目標
そもそもライターに課せられるリサーチ。その目標とは何でしょうか?
ディレクターやプロデューサーもする筆者の目線からご紹介すると、リサーチの目標とは、
- SEOキーワードの上位サイトチェック(構成案があるなら不要なことも)
- 不足している知識を補う
上記2点のリサーチの目標(目的達成へのステップ)、そして、リサーチ最終的な目的(ゴール)が明確になっていれば、リサーチを終えていいポイントも見えてきます。
それぞれ簡単に解説していきましょう。
SEOキーワードの上位サイトチェック
上位サイトをチェックする最終的なゴールとは、
ペルソナ(読者)のニーズをチェック → あなたの記事を上位表示
することです。
リサーチのやり方は、クライアントのレギュレーションに含まることも多く、リサーチのゴールもメディアごとに様々です。
とはいえ、そもそものクライアントの意図は、あなたが作る記事の上位表示(もう少し踏み込むとCVを得ること)だと忘れてはいけません。
つまるところ、リサーチを終えるには、上位サイトに共通する内容を抜き出し、構成案へ組み込む(いわゆる網羅性の高い記事)ことです。
要するに、SEOキーワードに対して、ペルソナが知りたいことに答えている構成案ができれば、リサーチ終了です。
あなたの好み次第ですが、7割も構成案が固まればライティングに移って良いでしょう。
ライティングしているうちに構成をいじった方が書きやすいこともありますので。
続いて、リサーチの2つ目の目標についても見ていきましょう。
不足している知識を補う
構成案ができたら(あるいは用意されているなら)、調べないと書けないことをリサーチします。
このリサーチのゴールはシンプル。書けるまで調べるのみです(ゴールにたどり着くまでの効率化は後述します)。
なお、リサーチ自体はライティングしながらでもいいですし、先にリサーチを終わらせ、分かった範囲でライティングしてもOKです。
執筆スタイルに正解はないので、効率が良い方法を見つけていきましょう。
効率の判断は、ポモドーロ・テクニックやTOGGLEなど、フリーランス御用達の方法で測るのをおすすめします。
※詳細は別の記事ライティングスピードアップ法④時間の使い方 でご紹介します。
ちなみに参考にするサイトは、官公省庁や法人格が望ましいです。
信頼性の高いリサーチは、あなた自身がサイトを持った時やクライアントに何か指摘された時にも役に立ってくれます。
リサーチ効率化→ライティングスピードアップの具体的な方法
ここからは、リサーチ効率化の具体的な方法を紹介していきましょう。
基本的なことから、設定が少し面倒ながら慣れると「もうこのツールなしでは執筆できない!」なんて方法まで紹介します。
できる範囲から取り組み、リサーチ効率化→ライティングスピードアップ→時給向上 をしていきましょう。
ライティング内容との関連を高速判断│Ctrlキー+Fキー使えてる?
まず、「Ctrlキー」+「Fキー」のショートカット「ページ内検索」を使えているでしょうか?
基本的に参考にする記事のチェックすべき場所へ、速くたどり着くために使います。
一方で上位表示サイトチェックの時にも便利に使えることがあるので、一例をご紹介してみましょう。
【Amazon コーヒー おすすめ】をSEOキーワードに指定されたとして、リサーチしていきます。
上図は、単純な検索結果です。
このキーワードの場合、顕在ニーズは分かりやすく【Amazonで買えるコーヒー(豆)のおすすめが知りたい】のでしょう。
顕在ニーズが分かりにくいキーワードの場合は、上位サイトを読み、見出しなどから探ります。
また、潜在ニーズに応えるには、【味や香りの特徴、おすすめの理由 → 読み手が自分に合いそうか判断できる】 等が必要そうです。
ここで、必須ではないのですが、試しに「Ctrl」と「F」を同時に押し、【おすすめ】でページ内検索をかけてみます。
広告を除いても、意外と【おすすめ】が、上位に含まれていませんね。
少しマーケターやディレクター的な視点になりますが、実はキーワードにも「(サービスに)行きたい」系や「知りたい」系などの種類があります。
「Amazon」などの有名なサービスは、広告やサービス自体が混ざる(行きたい系キーワード)ので、ページ内検索で解説記事などがピックアップできるというわけです。
また、下図のように1ページ目でも、下位になると【おすすめ】が入っておらず、微妙に顕在ニーズとズレているのが判断できます。
さて、「Ctrl」+「F」のショートカットは、それぞれの記事でも使え、むしろそれがメインです。
上位サイトの記事内において【おすすめ】でページ検索してみると、
Enterキーを押すごとに、【おすすめ】というキーワードが、書かれている所に飛ばしてくれます。
おかげで、すぐにページ中程のおすすめランキングにたどり着きました。
ちなみに、【おすすめ】という言葉を一度コピー(「Ctrl」+「C」)すれば、他のページでも「Ctrl」+「F」からの「Ctrl」+「V」(コピーの貼付け)で、すぐにページ内検索できます。
要は毎回【おすすめ】などと打たなくてすみますので、ぜひページ内検索を使い倒してください。
Webブラウザ(Chrome等)の便利機能でスピードアップ
Chromeなどのブラウザで共通している機能をきちんと使うのも大事です。
ご紹介する方法の中には、ソフトのインストールなどの手間がありますが、効果は絶大。
ぜひ時間のある時にお試しください。
ブラウザ スピードアップ①マウスのホイールボタンクリック
これも基本的ですが、多くのマウスではホイールがクリックでき、リンクを新しいタブで開けます。
先に紹介したページ内検索で見るべきサイトを一度に全部開くなど、なにかと便利です。
また、タブの移動は次に紹介するマウスジェスチャで便利にできます。
ブラウザ スピードアップ②マウスジェスチャーの導入
ブラウザの「戻る」や「進む」、「閉じる」「最小化」「左右移動」といった動作をマウスで楽に操作可能にするのが、マウスジェスチャーです。
使用イメージを以下にご紹介します。
上図のように、右クリックを押したままマウスを動かせば、タブの移動や消したタブを戻すなど、色々な動作ができます。
画面が広かったり、デュアルモニタだったりする場合は、マウスを動かす範囲を小さくできるので、特に楽です。
マウスジェスチャーは、ブラウザのアドオン追加や標準機能(OperaやVivaldi)として使えますが、Windowsの操作全般に使えるタイプもあり、より便利です。
具体的なソフトとして、StrokesPlusやSmalkerなどがありますので、ぜひインストールしてみてください。
左クリックの併用やマウスの動かし方も細かく指定できし、PCにさせたい動作も自由に設定(音楽ファイル再生など)できます。
ブラウザ スピードアップ③多機能(ゲーミング)マウスの導入
親指や人差し指で押せるボタンが多数ついたマウスを使うのも効率的です。
たとえば「Enter」を設定しておけば、マウスから右手を離さずにすみますし、「Ctrl」+「W」を設定しておけば、ブラウザのタブなどを閉じれます。
要するに、各ボタンにショートカットを登録しておけるので、好みに合わせて効率化できるというわけです。
実際、動画編集者や医療現場のソフト操作などにも使われています。
上の画像の製品だと実売1500円位ですから、試してみてはいかがでしょうか?
ブラウザ スピードアップ④Think Pad トラックポイント・キーボードを使う
トラックポイントキーボードは、なるべくマウスに手を向けないことで、生産性を上げるデバイスです。
キーボードの真ん中にある赤い点でマウスカーソルを動かし、スペースキー近くのボタンで左右のクリックを行えます。
多機能マウスが、マウスを手に持った時により多くをできるようにするのと、逆の考え方をいくデバイスです。
根強いファンがおり、他では変えが聞かないというユーザーの存在が伺えます。
ブラウザ スピードアップ⑤デュアルディスプレイにする
最近はノートPCでも簡単に外部モニタを接続して、2画面で作業することができます。
片方でブラウザを見つつ、片方でライティングができるので、とても効率的です。
一度ためすと、もう元に戻す気にならなくなること請け合いなので、ぜひお試しください。
PCスピードアップで、ライティング・リサーチ時にイライラしない
PCのメンテナンスも時には、必要です。
例えば、Cドライブは全容量の30%程度の空きがないと、パフォーマンスが落ちるとされています。
メモリのデフラグもたまにはしておくべきなので、具体的にどうすれば良いか、紹介しておきましょう。
クリーニングでCドライブを空ける
Windows標準機能でクリーニングを実施してもいいですが、より高機能なフリーソフトが多数あります。
CClenaerなどが代表的であり、数クリックで強力に不要なデータを掃除してくれます。
長い間クリーニングをしていないと、数十ギガバイトの容量を圧迫していることもあり、リサーチで頻繁にブラウザを使うと一時的なファイルをためがちです。
ライターなら最低でも、月に一度はクリーニングをするといいでしょう。
そもそもCドライブを保存先にしない
ライターは画像やテキストファイルがどんどん増えていきますが、そもそもCドライブに保存しないのが一番です。
本来Dドライブなどが保管庫であり、一杯になってもCドライブ程の影響はありません。
ドキュメントやピクチャフォルダをDドライブなどに移して、極力Cドライブを使わないようにしましょう。
デフラグでメモリを最適化
メモリのデフラグというメンテナンスも時には有効です。
Cドライブのクリーニングほど頻繁にはやらなくていいですし、時間もかかるので半年に1回程度を目安に行いましょう。
Windows標準のものでもいいですが、UltraDefragなどが、フリーで強力なソフトです。
まとめ:リサーチのスピードアップはライティング高速化に必須
今回は、ライティング(記事完成までの全行程)スピードアップのために、リサーチの高速化をご紹介しました。
正確で早いリサーチはライティングのみならず、他の仕事や日常の調べ物まで、色々と応用がききます。
ぜひ今回紹介した方法で実践してないことが、お試しください。
リサーチ効率化→ライティングスピードアップ→時給向上 間違いなしですので。