今後ますますの需要が見込まれながらも、クラウドソーシングで始めやすいWebライター。
しかし、Webライターを始めたり続けたりするに際して、収入が気になりませんか?
実際ライターの収入データは、正社員を含めた平均や母数の少ないアンケート程度しかなく、信頼のおけるデータは少ないです。
そして、極めて稼ぐ人と稼げない人で二極化している業界で、そこに個人の意見があふれているので、実体がいまいちつかめません。
というわけで今回、コンサル兼ライターの筆者が、客観的にWebライターの収入を試算しますので、ぜひご参考ください。
Webライターと一口にいっても仕事の取り方も収入も様々
Webライターの収入がどのくらいか?といっても、仕事の仕方が人によって様々で実体もつかみにくいという問題があります。
というのも他の職種と同様、ライターにも正社員※や契約社員の人がおり、フリーライターの人でもコネクションがある人や、0からクラウドソーシングで始めた人等々と…
したがって、平均値や中央値を引っ張ってきても、あなたにその状況が当てはまるかは、かなり疑問が残ります。
しかし、もちろんWebライターを始めたり、今後も続けたするなら、収入という指標を確認するのは大事なことです。
そこで当サイトでは、今後も増えるであろう副業やフリーのWebライターをする人を対象として、時給換算で収入を考えていきたいと思います。
というわけで、副業やフリーのWebライターの時給を知ることが、あなたの収入予想になると思われます。
Webライターの収入…というか、時給を考えてみる
Webライターに限らずフリーランスや副業の収入の指標は、時給です。
たとえばフリーのコンサルタントやエンジニアは、プロジェクトごとの収入を見て稼働率を決め、時給を下げない努力をします。
では、Webライターの時給はどうかというと…、
報酬体系が出来高制なので、どのくらいの記事(文字)単価をどのくらいの時間でこなすかで算出可能です。
そこでここからは、コネクション0の人が、クラウドソーシングで初仕事をとった時の単価と執筆速度を考えてみて、時給と収入を出してみましょう。
Webライティングの初仕事の単価はどのくらい?
コネクション0の人の場合、クラウドソーシングで仕事をとるのが一番速く、報酬内容は何文字以上を何円というものが多いです。
おそらく初仕事の文字単価は、0.5~1円程度になると思われます。
ちなみに、多少実績を積んでも1円以下の文字単価しかとれないと、悲しむ人も多数いますが…、
現在過去問わず、会社でビジネスメールなどに慣れており、オファーのメッセージをきちんと書けば、初仕事でも1文字1円の案件も十分取れます。
また、ファイナンシャルプランナーや医師などの資格持ちなら、実績0でもより高い単価でも採用される可能性はあるので、チャレンジしてみるのもありです。
ひとまず、ここでは1文字1円で仕事が取れたとし、3000文字の記事が仕上がるまでの時間を考えてみましょう。
Webコンテンツの完成までの時間を決める要素は意外と多い
記事を書くといっても、まずテーマやキーワードについてリサーチしますし、完成後もクライアントからリテイク(修正)を依頼されることもあります。
タイピング速度は、毎日新聞主催のタイピング大会が定める実用レベル(1分40文字)として、完成までの時間をざっくり算出します。
想定時間は以下のとおりです。
執筆手順 | かかった時間 |
リサーチ | 40分 |
構成案作成 | 20分 |
執筆 | 75分 |
リテイク | 45分 |
合計 | 180分=3時間 |
現実は構成案まで送られてくる案件もあれば、リテイクなしでOKとなる場合もあり、そもそも得意・不得意な作業は人それぞれです。
実際、人によっては初めての記事は丸一日かかったという声もあります。
しかし、営業やマニュアル作成経験、ビジネスメールを送っていた人なら、おおよそ上図程度に収まると思われます。
というのも、筆者のクラウドソーシングでの初仕事が1文字1円で1000文字の記事で、45分ほどで仕上げ、報酬が支払われたからです。
代表的なクラウドソーシングは、10万円以下の契約で2割の手数料がひかれますから、表の場合でおよそ時給800円、筆者の初仕事の場合で1066円という試算です。
時給800円をどう考えるか、そして時給や収入は上がるのか?
まず、時給は間違いなく上げれます。
筆者の例で言えば、半年ほど副業ライターをした時点で3倍以上を記録しています。
理由としては、以下のとおりです。
- 慣れてスピードが上がった
- 実績蓄積とプロ認定による単価向上
- 手数料を減らすコツを見つけた
また、筆者の場合は本業のスキル向上のために、わりとしつこくリサーチとストーリーを作り込みますし、タイピングもさほど速くありません。
したがって、時給にこだわる人ならば、同じ期間でより高時給にできた可能性を感じます。
さらに、時給800円でもストレスフリーで助かるという声があるのもWebライターの特徴であり、スキマ時間を活用可能なことも考えると、時給以上に効率が良いのです。
筆者自身も本業の方が高時給ですが、
- スキルが磨けて本業にも良い影響
- 違うビジネスへの発展
- スキマ時間の活用
上記のようにメリットを多く感じています。
実際、子育てをしながらの人でも、平日5時間ほど無理なく作業し、月収20万円以上を得る人もいるのが、Webライターです。
まとめ:Webライターの収入というか時給は悪くなく、人によっては会社員以上
今回は、副業・フリーWebライターの時給を算出して、あなたがライターを始めたり、継続したりした場合の収入を提示しました。
Webライターは、スキルや実績次第で、収入は大きく左右されます。
言ってしまえば自営業なので、正しい努力ができれば、会社員以上の収入も現実的に見えてくるのです。
低単価の案件ばかりを見て悲観的にならず、ぜひスキルを磨いて、最終的にはご自分のサイトを持っていただければと思います。
そうなれば、あなたこそが幸せにできる人にアプローチできますし、収入もライターにお金を支払うクライアント側の水準*をめざせます。
そのために、まずは当サイトがあなたの助けになれたのであれば幸いでした。